明日は敬老の日ですので、今日の礼拝では敬老祝福式を行います。私たちの教会では75歳以上の方々が対象となります。
ところで高齢者と言うと聖書の中ではニコデモを思い起こします。彼は、律法を厳格に守ろうとするパリサイ人であり、ユダヤ人の指導者であり、人々に道を説く教師でありましたが、人生の終わりを目前にして天国に行くことのできる確信がありませんでした。
このニコデモに対して主イエスが語られた言葉は有名です
。「まことに、まことに、あなたに告げます。人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」(ヨハネ3:3)人は新しく生まれなければ、神の国に入るどころか、見ることすらできないと言われたのです。
ニコデモは、主イエスの言われたことがよく分かりませんでした。もう一度母の胎に入って生まれることだと思ったのです。けれども、主イエスが言われたのは人間の心、霊、魂のことでした。私たちを私たちたらしめている内なる人のことです。もし私たちが自分の罪を神に言い表して悔い改め、主イエスが私の罪のために十字架を架かられたと信じるならば、神の御霊は私たちの心、内面、魂を全く新しく造り変えてしまうのです。そして新しく造りかえられた内なる人は、主イエスと共に歩むときに日々に新たにされていくのです
。「ですから、私たちは勇気を失いません。たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々に新たにされています。」(Ⅱコリント4:16)とある通りです。
何と驚くべき福音でしょうか。あなたは新しく生まれましたか。日々に新たにされていますか。今年は、お二人のご高齢の方が主イエスを信じられたことを感謝いたします。