母が召された。

 12月5日(月)に母が主の御許に召されました。昏睡状態の母の様子を見て、訪問看護師さんは「今夜は危ないです。」と言われましたが、呑気な私は点滴をすればまた意識が戻るのではと思っていました。同じように目が覚めない状態はこれまでも何度かあり、その度に2~3日して意識が回復していたからです。
 それでも、家族に強く勧められて、父とともに母のベットの横でその晩は休みました。夜中の2時過ぎに、母の呼吸の激しさに目が覚め、様子の異変を皆に連絡すると家族が集まってきました。お祈りをし、賛美歌を歌いました。呼吸の苦しそうな母に「お母さん!」「お母さん!」と皆が叫んでいました。最後は、家族が囲んでいる中、残っていた力を振り絞るように妹の手をギュっと握り、閉じていた両目を開いて、「ありがとう。ありがとう。ありがとう。」と言って静かに息を引き取りました。実際には最初の「ありがとう」の「あり」しか声にはなりませんでしたが、口の形ではっきりと家族の皆が聞きとることができました。母の召された直後の顔は、信じられないくらいに美しく輝いていました。それまでの病の苦しみが嘘のような美しさでした。
 母は、私たち家族に様々な良きものを遺してくれましたが、その内最大のものは主イエス・キリストに対する純粋な信仰でした。子どもの頃、よく涙を目にいっぱい溜めながら私の頭をなでるように手を置いて、「ダニエルのように、彼には神の聖なる霊が宿っている、と言われる人になるように。」と祈ってくれました。
寂しさを感じていますが、母が教えてくれた純粋な信仰を私も受け継いで次の世代に伝えることができたらと強く願うことです。

「私はあなたの純粋な信仰を思い起こしています。」Ⅱテモテ1:5
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by sayama_church | 2011-12-11 17:54 | 牧師の窓 | Comments(0)
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