ジョン・ラスク

 もう随分前の話しになります。高校生の頃だったでしょうか、夏休みなどになるとある親しかった宣教師がよく山形に連れていってくれました。
 その宣教師の名前はジョン・ラスク、聾唖者や先天的に手足が伸びないコビト(彼はそのように言っていました。)に福音を伝えることを使命としていました。山形に聾唖者の学校があり、ジョンはそこの生徒さんに伝道したいと思って、所沢から山形に移り住むようになりました。はるかに年下の私に、どういうわけか「ヨシツグさん、あなたは私の友だち!」と言って、山形からよく訪ねて下さり蔵王や上山に連れて行ってくれました。懐かしい思い出です。何年も前に、ジョンは癌のために天に召されました。
 ところが、最近、私は思わぬところでジョンの話を聞いたのです。ある会合で山形の牧師にお会いしました。私は「ジョンを知っていますか?」尋ねてみると、彼は良く知っており、ジョンの働きから聾唖者教会が誕生したことや今もその働きの実が豊かにあることを教えてくれました。
 ジョンは、とても風変わりの宣教師で、いつもボロボロのサンダルとポンコツの軽自動車で、聾唖者とコビトを訪ね回っていました。教会の看板を掲げて伝道していなかったので、周りの人も理解できず、もしかしたら遊んでいるようにしか見えなかったかもしれません。人に誤解されたり、裏切られたり、とても悲しいところも通られたようです。けれども、主はその働きを豊かに祝福してくださったのです。私は本当に驚き、感謝いたしました。

  「あなたがたは自分たちの労苦が、主にあってむだでないことを知っている」 Ⅰコリント15:58
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by sayama_church | 2012-08-04 08:09 | 牧師の窓 | Comments(0)
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