被災地を訪ねて

 先週は、ジョーレン兄と三日かけて東日本大震災の被災地を回ってきました。まず福島県の磐城、そして宮城に移動して牡鹿半島、登米、南三陸を訪ねました。
 磐城では、同地でずっと支援活動をしている神学校時代の先輩に会いました。彼の案内で、地震によって半倒壊して今は更地の彼の牧する教会跡(現在、そこに新会堂と建てようとしている。)、津波によって流された集落跡、食品や母乳など放射能値を測定している団体の働きなどを見て回りました。何度か立ち止まっては、三人でお祈りいたしました。福島の痛みは、地震、津波に加えて放射能の問題があることです。「福島を忘れないで下さい。」という彼の言葉が心に迫りました。
 牡鹿半島では、漁師の家に泊ってボランテイアをいたしました。朝早く、小舟で沖に出て、養殖牡蠣を引き上げる仕事です。風が強く、波が荒れていたために私は船酔いしてしまい、あまり役に立てませんでしたが、ジョーレン兄はがんばりました。登米では、母教会で一緒だった菅原家のお世話になり、一泊させていだき、良い交わりとお祈りの時を持ちました。最後の日は、菅原姉の案内で津波の被害が甚大だった南三陸町に足を踏み入れました。町の中心地だった場所は、津波で押し流されて、ほとんどコンクリートの土台しか残っていません。女性職員が最後まで住民の避難を呼び掛けて、最後は自分も流されてしまったという話が伝わる町の庁舎の残骸が赤い鉄骨をむき出しにしていました。そこに今も捧げられている沢山の花を見た時、本当に心が痛みました。
 ジョーレン兄の帰国にあたり、主は私たちに良い旅を与えて下さいました。

 「私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。」哀歌3:22
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by sayama_church | 2012-12-12 22:19 | 牧師の窓 | Comments(0)
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