心が衰え果てるとき

 亡き父母が若い頃にお世話になった恩師にT牧師がいます。主に尊く用いられて、今や日本を代表する牧師になられました。母が、ある時こんな話をしてくれました。
 20代の若き頃、母は主イエスを信じ、主イエスとともに歩む喜びに溢れていました。嬉しくて仕方がありませんでした。それでT牧師にそのことを伝えるとT牧師の答えは以外でした。「それは良かったですね。私の心はダビデが言う「私の心が衰え果てるとき、私は地の果てから、あなたに呼ばわります。どうか、私の及びがたいほど高い岩の上に、私を導いてください。」(詩篇61:2)です。」
 当時の母には、T牧師の言っている意味が良く分からなかったそうです。どうして主イエスを信じているのに心が沈むのかと。けれども、当時のT牧師は、伝道の困難さと愛する我が子を失った悲しみで押し潰されそうだったのでした。母は、自分も悲しい所を通って初めてその時のT牧師の心が良く分かったそうです。
 信仰者にも、不安、恐れ、失望が襲いかかることがあります。けれども、神への祈りと神のことばである聖書があります。神に叫び求めるとき、神のことばを支えに何度でも立ち上がることができるのです。そして、主が逆境と試練をむしろ祝福と益に変えて下さることを経験するのです。
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by sayama_church | 2014-01-29 12:29 | 牧師の窓 | Comments(0)
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