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地域社会に仕える教会

 先週は、日本キングス・ガーデン連合研修会に3名の教会員と一緒に参加いたしました。キングスガーデンは、キリスト教の精神に基づく高齢者福祉をしている団体ですが、今回は、地域社会に仕える教会の働きとしての福祉が大きなテーマでしたので、普段キングスガーデンの働きに協力している教会もお誘いいただきました。

 実は、私はここ数年、宣教と牧会の延長の業としての福祉や教育に関心を抱いてきました。宣教という点では、地域のニードに応える福祉や教育を通して、教会は社会に出て行くことができると思ったからです。聖書は、キリスト者に対してキリスト者同士が集まることと同時にこの世に出て行くことを命じています。出て行くことによってキリストの愛と福音がこの世界に広がります。社会に出て行き、社会との接点をもつことによって宣教は進みます。牧会という点では、教会に集う方々、殊に若い人に聖書の理念に立った良き働き場を提供できるのではと考えました。

 この研修では福祉事業の責任を担っている3人の方が発題くださいましたが、その背後にある教会の思いは私が抱いている思いとほぼ同じであると感じました。ただ牧会という面では、私は就労の場を提供できるとだけ考えていましたが、年を重ねた教会員のケアを神の家族として教会が行うことができると言う聖書的なすばらしい面があることに気が付かせてくれました。

主は、私たちの教会に何をするように導いておられるのかは、未だ分かりません。ただ、今、私たちが、教会の目の前にある課題から逃げないで真正面から受け止めて、祈りつつ乗り越えて行く先に主の備えられたことがあるように思います。「子どもたちよ。私たちは、ことばや口先だけで愛することをせず、行いと真実をもって愛そうではありませんか。」Ⅰヨハネ3:18


by sayama_church | 2014-10-05 18:28 | 牧師の窓 | Comments(0)
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