誘惑

 人は生きている限り、実に多くの誘惑を受けます。誘惑はサタンから来ますが、誘惑を受けること自体は罪ではありません。誘惑に従うと罪に陥ります。誘惑は、人間の欲に訴えます。

 聖書はこう言います。「人はそれぞれ自分の欲に引かれ、おびき寄せられて、誘惑されるのです。欲がはらむと罪を生み、罪が熟すると死を生みます。愛する兄弟たち。だまされないようにしなさい。」ヤコブ1:14,15

 人類史上、最初に誘惑されたのはエバでした。サタンは実に巧妙に神の御言葉に絡んでエバを誘惑しました。「あなたがたは、園のどんな木からも食べてはならない、と神は、ほんとうに言われたのですか。」このサタンの問いかけは、微妙に神の言葉のニュアンスを変えて、否定的な響きが伴っていました。エバは、サタンと会話を続けます。エバの内面の欲は、サタンの言葉に呼応して、神の言葉に自分の思いと解釈を付けたし、ついにはサタンによって神の言葉自体をひっくり返されてしまいました。神は「それを取って食べるその時、あなたは必ず死ぬ」(創2:17)と言われましたが、サタンの「あなたがたは決して死にません。」(創3:4)という言葉にそそのかされて、善悪の知識の木からとって食べてしまったのです。サタンは、ここでは「神のようになり、善悪を知るようになりたい」というエバの欲望に訴えて誘惑しました。

 人は、知識欲、食欲、性欲、所有欲・・・など様々な欲を持っています。欲それ自体は、罪ではありません。むしろ人間にとってとても大切なものです。けれどもサタンは、欲に働きかけて、神の言葉に逆らわせようと巧妙に誘惑してきます。私たちは、誘惑に弱い者であることを自覚して、絶えず聖霊の助けによりすがり、「私たちを試みに合わせないで、悪からお救いください。」(マタイ613と謙虚に日々祈るべきです。


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by sayama_church | 2016-06-12 20:57 | 牧師の窓 | Comments(0)
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