金持ち 

 先週は、アメリカ大統領選でのトランプ候補の勝利にメディアは騒然となりました。無理もないことで、トランプ候補の暴言や極端な発言が目立ち、ヒラリー候補が優勢だと思われていたからです。

トランプ候補を強く支持した層は、プア・ホワイトと呼ばれる、不法移民の安い労働力に職を奪われた白人だそうです。それだけアメリカ社会は、経済的な格差が著しく、グローバリズムの恩恵に浴さなかった人々の不満が強いのでしょう。それにしても皮肉なものです。中流から滑り落ちた白人の多くが、エスタブリッシュメント(特権階級)のヒラリー氏を嫌い、トランプ氏を支持しましたが、そのトランプ氏も不動産王と呼ばれる庶民とかけ離れた生活をするセレブなのですから。

ところで聖書に次のような御言葉があります。「衣食があれば、それで満足すべきです。金持ちになりたがる人たちは、誘惑とわなと、また人を滅びと破滅に投げ入れる、愚かで、有害な多くの欲とに陥ります。」(Ⅰテモテ6:8,9

恐らくだれもが心のどこかで金持ちにあこがれを持っているでしょう。「衣食があれば、それで満足」と言う人は、ほとんどいません。私も大統領選を通して透けて見えるアメリカの一部のとてつもない豊かさに驚きと共に羨望を感じました。けれども、そんな時、すべてを与え尽くされた十字架の主イエスが見えてくるのです。そして、思わずこう祈らされます。「主よ、金持ちになりたがる誘惑から守って下さい。生涯、人々に豊かに与える人にさせて下さい。」


[PR]
by sayama_church | 2016-11-13 20:02 | 牧師の窓 | Comments(0)
<< 2016年11月20日(日)のご案内 2016年11月13日(日)のご案内 >>