ヤコブ

 小学生の頃、伝記が好きでよく図書室で借りては読んだものでした。キュリー夫人、フォスター、エジソン、野口英世・・・など未だに何となく記憶に残っています。興味深いことに、聖書にも色々な人物の歩みが、簡潔ですが記録されています。

 創世記にヤコブという人物が出てきます。別名はイエラエルで、今日のユダヤ人の先祖となった人です。ヤコブがどのような人物であったかは、次の御言葉が如実に表しています。「私はあなたを去らせせん。私を祝福してくださらなければ。」(創世記32:26

 ヤコブには、エサウというお兄さんがいました。ヤコブよりはるかに男らしく、物事に淡泊で、魅力的な人物です。しかし、エサウの子孫はエドム人、イドマヤ人となりますが、やがて歴史の舞台から姿を消してしまいます。これに対して、ヤコブの子孫はイエス・キリストにつながり、そしてユダヤ人として歴史の舞台に立ち続けます。ヤコブとエサウのどこに違いがあったのでしょうか。ヤコブは神の祝福がなければ生きていくことができないと思い、神に渇き、神を求めますが、エサウはそうではありませんでした。彼は、自分の力を頼み、この世の楽しみを追い求める世俗的な生き方に終始します。

 だれもが自分の人生をより豊かなもの、意味と価値があるものにしたいと願っているでしょう。そのような人にとって、「私はあなたを去らせません。私を祝福してくださらなければ。」と神を求めたヤコブの姿は、一考に値するでしょう。


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by sayama_church | 2016-11-20 17:30 | 牧師の窓 | Comments(0)
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