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長女のこと

 家内が自治会の班会議に出て留守のとき、私は子どもたちと一緒に夕食をとっていました。すると突然、ガチャンと何かが落ちる音と共に、長女が椅子から飛び上がり、火が付いたように泣き出しました。見るとお茶碗がひっくり返り、熱湯を入れたばかりのお吸い物が、彼女の太股、そして床にとこぼれ出ていました。
 子どもたちは、まだ小さいこともあり、よく茶碗をひっくり返します。それで私は、やれやれまたかと思い、少し彼女をきつく叱り、床の掃除を始めました。彼女の足の手当てをすることを、第一には考えませんでした。たいしたことなかろうと思ったのです。
 ところが、しばらくして彼女の太股には大きな水ぶくれがいくつもできてしまいました。家内が帰ってきて、優しく傷口に薬を塗り、包帯をしている姿をみながら、フッと自分の思いやりの無さをしみじみと感じました。娘の傷を見ながらも、「自業自得、これからは注意するように。」との思いばかりがあったからです。
 ところで、主は私にそのようになさったことは一度もありませんでした。私が苦しみつつ叫び求めても、自業自得とばかりに、放っておかれたことはありませんでした。いつも私の痛みに共感してくださり、私の重荷を一緒に担ってくださいました。聖書にこうある通りです。彼らが苦しむときには、いつも主も苦しみ、ご自身の使いが彼らを救った。その愛とあわれみのよって主は彼らを贖い、昔からずっと、彼らを背負い、抱いて来られた。」  イザヤ63:9 
 この神様のご愛をもっと深く悟らせてください。主よ!
by sayama_church | 2007-03-11 22:25 | 牧師の窓 | Comments(1)
Commented by さっちゃん at 2007-03-12 20:02 x
我が家の場合、父親と母親の行動が逆です。早く傷が治るようにお祈りしています。
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