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信仰のエッセンス

聖書が語る「信仰」とは、いかなるものでしょうか。救いの信仰は、「キリストは、十字架で私のすべての罪を贖って下さった」ことを信じることです。しかし、広義において信仰は、「神への信頼」「神の言葉への信頼」です。もう少し正確に表現するならば、「神に愛され、神を愛するという神との関係を基盤とする神への信頼である」と言えましょう。

 復活された主が、ペテロにご自分を現わされて繰り返し3度尋ねられた言葉は、「ヨハネの子シモン。あなたはわたしを愛していますか」(ヨハネ21:16でした。この問いかけの中に信仰のエッセンスがあります。実は、信仰とは神との関係にあり、「神を愛する」「主イエスを愛する」というところに本質があるのです。

 残念なことに「神を慕い求める」「神を愛する」という霊の世界を未だよく知らないキリスト者もいます。神そのものを「喜び」「慕い」「愛する」ことを知らず、神が与えて下さる祝福、例えば成功や繁栄などばかりを愛し、慕い求めるのであります。

 私たちが、イエス・キリストを救い主として信じる信仰が与えられたとき、神の子なり「アバ、父」と神を慕い求める御霊を受けました。いつのまにか、神が与えて下さる祝福の物や出来事のみに心を奪われて神との生きた関係、交わりが失われてはなりません。キリスト者は、神との関係に留意し、神そのものを求めるのです。そうすれば、次の御言葉が真実であることを体験します。「神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって召された人たちのためには、すべてのことがともに働いて益となることを、私たちは知っています。」(ローマ8:28)「私たちすべてのために、ご自分の御子さえも惜しむことなく死に渡され神が、どうして、御子とともにすべてのものを、私たちに恵んでくださらないことがあるでしょうか。」(同832


by sayama_church | 2021-03-07 17:23 | 牧師の窓 | Comments(0)
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