今日は召天者記念礼拝です。多くの方々に、殊にご遺族の皆様にご参列いただけましたことは、本当に嬉しいことです。
私の祖母は、召される日が近づいたとき、母が「何か言い残すことはありますか?」と尋ねると、「ときどき思い出してくれればそれで良い。」と答えたそうです。召される方にとりましては、自分が忘れ去られるのではなく、家族の心の中にいつまでも残っていてほしいと思うのではないでしょうか。
今日は、主にあって召された一人一人の地上での日々を思い起こし、偲び、記念するときです。彼(彼女)らとの出会い、思い出、交わりを振り返りながら、それを与えてくださった神をほめたたえましょう。
私たちは亡くなられた方々を供養するために集まったのではありません。なぜなら、彼らは、主イエスにあって幸福、慰め、安らぎを得ているからです。天上において喜びと感謝をもって心いっぱい神を礼拝していることでしょう。ですから私たちも天上での彼らの礼拝に合わせて、今日神を礼拝するのです。
遅かれ早かれ、私たちの人生にも終わりの日が訪れます。しかし、主イエスにあるとき天国へ行き、愛する方々と再会できるのです。この希望をいただいている人は何と幸いなことでしょう。お一人お一人に上に主の豊かな恵みと慰め、励ましがありますように。
「御座にすわる方と、小羊とに、賛美と誉れと栄光と力が永遠にあるように。」
黙示録5:13