昨日は、狭山ひかり幼稚園の園舎新築の竣工式があり、司式と短い説教をする機会を与えていただきました。教会の外で御言葉を取り次ぐことは、とっても嬉しいことです。
メソジストの始祖のジョン・ウエスレーは、当時の英国国教会の慣習を破って、教会の外で説教をしたことで知られています。彼は、教会に来ることなどあまり考えられなかった炭鉱夫などの労働者に福音を伝えるために、野外説教をしたのです。これは大変祝福され、やがて多くの回心者を生み出し、リバイバルが起りました。
主イエスは
、「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。」(マルコ16:15)と命じられました。「出て行きなさい。」と言われたのです。
伝道は、人々が教会に来るのを待つだけではなく、「出て行って」福音を伝えることです。クリスチャンだけで集まっても、福音は伝わらないでしょう。ノンクリスチャンと出会い、触れ合う機会がなければなりません。教会は、キリスト者をこの世に「世の光」「地の塩」として遣わすのです。同時に教会としても社会との接点が生じるような事業を起こすことができたら、すばらしいことではないでしょうか。これも「出て行く」ことだと思います。
主が、御心に適うならば、そうした業を私たちの教会にもさせて下さるように祈るものです。