今はもう主の御許に召されました私の恩師の中原幸茂師は、しばしば「幼子のような信仰を持つように」とご指導下さいました。幼子のように単純な、子どもが親を全面的に信頼するように神を信頼する信仰という意味でしょう。
私は、ときどき、その幼子のような信仰のうるわしさを、教会の交わりの中で見せられ、教えられています。先日の早天祈祷会においてはこんなことがありました。台風が近づいていたために、私は予定していた教会のプログラムができるかどうか心配していました。すると一人の方が、「牧師先生、台風がそれるようにお祈りいたしましょう。」と言われたのです。正直、私はそのようなことは頭にありませんでした。大雨のときは、中止の連絡をしなければと、「中止」のことを考えていたのです。けれども、その一声にハッとさせられ、私たちは祈りました。結果は、どうだったでしょうか?無論、当初の予報に反して、雨は止んでいました。
聖書にはこうあります
。「子どものように神の国を受け入れる者でなければ、決してそこに、はいることはできません。」マルコ10:15
幼子のように、主なる神を信頼し、祈る者であらせていただきたいです。