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注ぎ出した祈り

 生ける神をリアルに体験する近道は注ぎ出した祈りでしょう。そのことを最も良く例示しているのは、旧約聖書のハンナです。ハンナには子どもがいませんでした。夫のエルカナは彼女を慰めますが、彼女を憎むもう一人の妻ペニンナは、ひどくいらだたせます。
 聖書にこうあります。「ハンナの心は痛んでいた。彼女は主に祈って、激しく泣いた。そして誓願を立てて言った。『万軍の主よ。もし、あなたが、はしための悩みを顧みて、私を心に留め、このはしためを忘れず、このはしために男の子を授けてくださいますなら、私はその子の一生を主におささげします。」(Ⅰサムエル1:10,11)こうして誕生したのが預言者サムエルでした。
 ハンナの祈りは神に届きました。祈りの応えがいつでもハンナのように求めた通りとは限らないでしょう。願い通りにならないことが応えであることや、天国で主にお尋ねするまで応えの意味が分からないこともきっとあります。けれども、注ぎ出した祈りを通して、神に近づき、神に触れ、不思議な神の働きを経験するのです。すべてのことを最善にしてくださる神を知るのです。今夏の夏期聖会にお出で下さる飯塚俊雄師のご子息は、昨年脳内出血で倒れました。医者は見放し、ただ召されるのを待つばかりでしたが、今は奇跡的に回復しています。
 心が痛んでいる人がいますか。祈りましょう。心を注ぎ出して祈りましょう。神は必ず応えを与えてくださいます。最善の応えを。
by sayama_church | 2014-05-18 20:22 | 牧師の窓 | Comments(0)
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