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神を信頼する

日本人の多くは、「あなたの宗教は何ですか?」と問われたら「無宗教」と答えるのではないでしょうか。それでいて宗教心が無いかと言うと、とんでもない、とても信心深いと思います。正月になると各地の神社は、参拝者で溢れかえります。

 日本人は、信心は大切にしますが、信仰の対象はあまり問題にしないのです。自然の偉大さを感じさせる巨木や大岩にしめ縄をしてご神体にしたり、人の手で彫られた像に手を合わせたりしますが、よくよく考えたら不思議なことです。木は木であり、岩は岩。像は人の手で作ったものです。手を合わせる人間の方がよほどまさっています。

こんなことは心のどこかで分かっているからでしょう。日本人は、神仏に手を合わせても神仏を信頼することは決してしません。ましてや神仏に身を委ねることなどするはずがありません。日本人が信頼するのは、神仏ではなくて、人であり、自分自身です。そして、人も自分も究極的には頼りにならないことを痛感して、悩み、恐れ、不安になり、心は揺れ動くのです。

しかし、聖書はこう言います。「君主たちにたよってはならない。救いのない人間の子に。・・・幸いなことよ。ヤコブの神を助けとし、その神、主に望みを置く者は。」(詩146:3-5聖書が啓示する神は本当の神です。主イエスにあって真の神を知り、その神に信頼を置く人は、力強く生きることができるのです。


by sayama_church | 2017-10-17 13:28 | 牧師の窓 | Comments(0)
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