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闇からひかりへ

 先週は、財務省次官や新潟県知事がセクハラなどの倫理的問題によって辞任し、世間を騒がせました。報道によりますと二人とも東大卒の極めて頭脳明晰な方々のようで、本当に残念なことでした。もしかしたら、こうしたことは氷山の一角で、社会の中にかなり蔓延しているのではないでしょうか。

 主イエスは、こう言われました。「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。」ヨハネ8:12

 主イエスが「世の光」と言われたとき、世の暗やみをはっきりと意識されていました。聖書には、主イエスのこの言葉の前に姦淫の現場で捕らえられた女の記事が載っています。欲望に負けた罪の闇。でもそれだけではありませんでした。女の罪を指摘して引きずりだした男たちは、この女をだしにして、主イエスを罠に陥れようと企てていたのです。表面はりっぱに見えても内側は妬みや憎しみで一杯の人たち。他人を自分の目的のために平気で利用する人たち。ここにもどうしようもない人間の深い闇を見ます。こうしたことは、今日の私たちの間でも見られることではないでしょうか。

「ひかり」である主イエスに対峙すると私たちの罪の姿が明らかになります。しかし主イエスは、罪を悲しむ人たちに赦しと希望、そして平安のなかに新しく歩んで行く力を与える「ひかり」でもあります。社会は、仕組みや制度が代われば良くなるのではありません。人間の心が変わらなければなりません。主イエスこそがそのことをして下さるのです。


by sayama_church | 2018-04-22 20:27 | 牧師の窓 | Comments(0)
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