先週は、年に一回もたれる、日本宣教会の牧師研修会に行きました。講師に来て下さったのは、山形県の大江町で長いこと伝道されてきた大内秀子先生でした。31歳のときに、もう一人の婦人伝道者と二人で遣わされ、29年間、人口1万人にも満たない町で、主に身を捧げて、たんたんと神と人に仕えられた方です。田舎で、しかも独身で、ずっと主に仕えられたという事実だけで、私は感銘を受けてしまいました。
地方は、仏教や古い因習が強く、そこで伝道をしていくことは大変であったと思います。先生方は、赴任されてまず隣組に入られたそうです。私たちの自治会にあたるのでしょうが、それよりももっと密なかかわりのようです。葬儀になると隣組の総出となります。もちろん、仏式の葬儀でしょう。そこで裏方の食事作りなどを手伝いながら、地域に溶け込んでいかれたそうです。
写真を見せていただきましたが、今は畑に囲まれた300坪ほどの土地に、明るく柔らかい感じの素敵な会堂と、隣には保育園が建っています。多くの方々が礼拝に集われています。地方ではお墓は大きな問題ですので、りっぱな教会墓地もあります。
私は、真実に主に身を捧げ神と人に仕えていくときに、主が救われるべき人を送って下さり、教会は建っていくのだということを教えられました。教会(建物の意味ではありません。キリストの体としての教会です。)を建てて下さるのは主です。私達は、主に身を捧げ主の導きに従うのみです。主はこの狭山の地にもどんな教会を建ててくださるのでしょうか。楽しみです。
「わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てます。」 マタイ16:18