先週、M兄のご葬儀を教会でさせていただきました。すべてを終えて、ホッと椅子に腰を下ろしたとき、何ともいえない寂しさがジワッと心に広がってきました。
一体、私は牧師になったから何人の人を天国に見送ったのだろうか。何人の人の死に立会い、何人の人の葬儀の司式をさせていただいたのだろうか。確かに天国に行ったと確信できても、やはり残された者は、寂しいものです。
振り返りますと、私はこれまでに十数人の方々のご葬儀を執り行いました。しかし考えてみると、喜びの結婚式の司式をしたのは一回だけです。知り合いのクリスチャンの娘さんの結婚式で、しかも会場はホテルでした。
葬儀の度にお世話になり、とても良くして下さる近所の花屋さんには、最近は「今度は結婚式でお世話になりたいですね。」と言うようにしています。今回入って下さった葬儀屋さんは、面白いことに結婚式の企画やアドバイザーもしているそうです。そこで尋ねてみました。「私たちの教会でも結婚式をあげられますか。」と。色々教えてくださり、答えは「大丈夫!」でした。
感謝なことにだんだんと教会にみえる若い人が増えているように思います。次代を担う子ども達も大勢います。いかがでしょうか。「主よ。私たちの教会にも結婚式を挙げる喜びを下さい。」と祈ってみませんか。主イエス様が、最初の奇跡を行い、ご自分の栄光を表されたのは、カナの結婚式だったのですから。
「あなたは私のために、嘆きを踊りに変えてくださいました。」 詩篇30:11