先週、ある会合が御茶ノ水でありましたので、ついでにキリスト教書店によって、たまたま目に付いた一冊の本を購入して帰ってきました。教会成長について書いてある本なのですが、著者は関西で開拓から一つの教会を建て上げた牧師です。時間のあるときに読んでいるのですが、よい本に出合わせていただいたなと主に感謝しています。私が漠然と考えていたことを言葉にし、聖書的に裏付けて記してあるように思ったからです。
ついでながら、著者は社会経験を経て32歳ときに開拓伝道を初められた方で、開拓にあたっては「牧師がいなくても動いていく教会を建てよう。」と漠然と考えていたそうですが、私と似ており、ちょっと嬉しくなりました。
この本の中で、単細胞型の教会ではなく多細胞型の教会が推奨されていました。聖書にでてくる初代教会、例えばガラテヤ教会、ローマ教会・・・などすべては、複数の家の教会の集合体であったと言うのです。そして今日の教会もいくつかの小グループに分け、それぞれのグループにある一定の責任と権威を委譲すべきだと書かれていました。
福音が日本のより多くの人に届き根付くためには、この視点は大切だと思います。一つの教会の中に多くの家の教会、互いに教え、励まし、祈り合う多くの小グループが存在するようになったらどんなにすばらしいことではないでしょうか。
「多くの証人の前で私から聞いたことを、他の人にも教える力のある忠実な人たちにゆだねなさい。」Ⅱテモテ2:2