ときどき、「日本はこのままで本当に良いのだろうか?」と思うことがあります。
先日、新聞にこんな記事が載っていました。「朝7時から夜10時までミシンをかけ、休日は月1回。基本給5万円、残業手当は時給300円。パスポートもとりあげられたという。『私たち人間じゃないみたいでしょう。』」(6.17日朝日夕刊から)
『私たち』とは、地方の縫製工場で実習生として働く中国人のことです。
海外からの労働者を弱みに付け込んで酷使する企業はそんなに多くはないでしょうが、今や派遣という名目で多くの会社は人を使い捨てるようになっています。安く使うだけではなく、だんだんと人間を困ったときに補充するスペア部品のような感覚で使うようになってはいないでしょうか。
労働の問題だけではありません。社会のあちらこちらで、人間が人間らしさを失っているような思いを抱かせる出来事が起きています。
「日本は、本当にこのままで良いのだろうか!」少なくとも、こうした国に将来の栄光と祝福があるようには思いません。
日本よ、いつまで造り主なる神に背を向けて歩むのか。目に涙を浮かべ、両手を広げて待っておられる父なる神に、立ち返れ。人間が人間らしさを取り戻すために。
「私たちの神に帰れ。」イザヤ55:7