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2009年 07月 19日 ( 1 )

不況

 私は、会社勤めを止めて教会に身を置くようになって20年ほどとなり、ある意味では世の中の流れを直接的に肌で感じる機会は少なくなってしまいました。しかし、そんな私でもここ数年の急激な世相の変化、ことに長引く不況によって経済的格差や多くの生活困窮者が生じていることは、ひしひしと感じています。
 先日、教会のベルが鳴ったので玄関に出てみると、職人風の人が立っており、「教会の棕櫚の木を切らせていただけないか」との話でした。さすがに急なことであり、教会会計で処理しなければならなにことなので、事情をお話して、丁重にお断りを致しました。けれども、明らかに仕事がなくて困っているようでした。
 同じ日の夕方になると、またまたベルがなり、暑い日でしたので短パンとTシャツ姿であわてて出てみると、「先生、いらっしゃいますか」と今度は初老の男性でした。「私がこの教会の牧師ですが。」と言いますと、幾分意外そうな顔されましたが、とにかく中にはいっていただき、お話を伺いました。リストラされ、仕事を探して、何十社も回っているが、採用されない。仕事をしたいけれども仕事がない・・・。心が痛くなるような話でした。仕事が見つかるようにお祈りをささげ、自分のできる小さなことだけをさせていただきましたが、それでも喜んでお帰りになられました。「仕事が見つかった必ず連絡します。」との言葉を残して。毎日、彼のために祈っています。
 私たちの社会は本当にこのままでよいのでしょうか。祈らされます。

    「主は在留異国人を守り、みなしごとやもめをささえられる。」詩篇146:94
by sayama_church | 2009-07-19 20:21 | 牧師の窓 | Comments(0)